私たちは日々、多くのニュースに触れています。溢れる情報の中には事実と異なるニセ情報が混ざっていることもありますし、言葉巧みに惑わす特殊詐欺も依然として多発しています。
情報の波に振り回されることなく、嘘や噂に翻弄されて被害に遭ったり、意図せず誰かを傷つけたりすることがないように、本物を大切にするようにしたいものです。

『歎異抄』には親鸞聖人のお言葉として
善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり
とあります。何が真実で何が偽りか見極めるのは簡単ではないと、親鸞聖人が凡夫としての深い自覚から述べられたお言葉です。
「自分は決して騙されない」という思いは、時に過信となって過ちを生むかもしれません。溢れる情報に対し、まずはふと立ち止まって「一呼吸」置いてみませんか。穏やかな生活のためにぜひ心掛けたいと思います。
(『安楽寺だより 第65号』より抜粋)


